◆ファースト・ワーキングホリデービザ◆
オーストラリアでワーキングホリデーを始めるには、まずビザの取得が欠かせません。
手続きはシンプルで自分でも行えますが、申請条件をきちんと満たしていることが重要です。
サブクラス417または462ビザ†のいずれかに申請する場合でも、基本を理解しておくことでスムーズに申請が行えます。
†サブクラス462ビザ: 日本国籍の方は対象外のため、本記事では省略します。
★Key Points★
- 年齢条件:基本は18歳〜30歳(国によっては35歳まで)
- 滞在期間:最長12か月(条件を満たせば延長の可能性あり)
- 就労制限:同一雇用主のもとでの就労は通常6か月まで
- 就学制限:最長4か月まで可能
- 資金条件:申請者は、初期滞在費として通常5,000豪ドル程度の資金を証明し、帰国または次の目的地への航空券(または購入できるだけの資金)を所持している必要があります
- 健康・人物の条件:健康診断や無犯罪証明などが必要になる場合があります
1. サブクラス417
A. 対象者
対象年齢:18〜30歳(または一部の国は35歳まで)で、以下の国のいずれかの国籍を有する方:
ベルギー / カナダ / キプロス / デンマーク / エストニア /
フィンランド / フランス / ドイツ / 香港 / アイルランド /
イタリア / 日本 / 韓国 / マルタ / オランダ / ノルウェー /
スウェーデン / 台湾 / イギリス
◎申請時に30歳(または35歳)であっても、審査中に31歳(または36歳)になった場合、他の条件をすべて満たしていればビザが許可される可能性があります。
B. 滞在期間
最長12か月
C. 費用
申請料:650豪ドル(2025年1月時点)
D. このビザでできること
- 旅行資金を稼ぐための短期就労が可能†
- 最大4か月間の就学
- ビザの有効期間中、何度でもオーストラリアの出入国が可能
- サブクラス417ビザで定められた条件を満たす仕事を3か月間行えば、セカンド・ワーキングホリデービザの申請資格を得られる
†同一の雇用主のもとでの就労は通常6か月まで
▸ 同じ雇用主のもとで6か月を超えて働きたい場合は?
以下のフォームから許可申請が可能です (英語):
◎以下の場合は、申請なしで6か月以上同じ雇用主のもとで就労可能:
- 勤務地が異なる場合:それぞれの勤務地で6か月以内であればOK
- 農業・畜産業:オーストラリア国内のどの地域でも可
- 重要業種:農業、食品加工、医療、介護、保育、観光、ホスピタリティなど(地域問わず)
- 北部オーストラリアの特定業種:漁業、真珠養殖、林業、建設、鉱業など(※北部オーストラリアの定義は公式サイト参照)
- 自然災害からの復旧作業:全国対象
👉 詳細はこちら (英語): 6か月就労制限の詳細(公式サイト)
E. 申請条件
サブクラス417ビザの申請資格を得るには、以下の条件を満たす必要があります:
✔ 対象国・地域のパスポートを保持している
✔ 申請時の年齢が18歳〜30歳(または一部の国では35歳まで)
✔ オーストラリア国外からオンラインで申請すること
✔ 過去にサブクラス417ビザでオーストラリアに入国していないこと(取得済みの場合はセカンドビザの対象)
✔ 扶養する子どもを同伴しないこと
✔ 申請は単独で行うこと(家族を同時に申請に含めることは不可)
✔ 滞在資金(約5,000豪ドル)および帰国または次の目的地への移動費を用意していること
✔ 健康条件を満たしていること
✔ 人物(品行)条件を満たしていること
✔ 申請者自身またはその家族(ビザ申請に含まれない家族を含む)がオーストラリア政府に負債がある場合、それを完済している、または返済計画を立てていること
✔ 過去にオーストラリアでビザの取消または拒否を受けていないこと
✔ 「オーストラリアの価値観に関する声明」に署名していること
◆最新の申請手続きや条件などの情報について、より包括的かつ正確な情報は、オーストラリア内務省の公式ウェブサイトをご参照ください。
2. サブクラス462
※日本国籍の方は対象外のため、本記事では省略します。
Vocation Abroad編集部
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